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チステルナ広場とドゥオモ広場放浪記
- in サン・ジミニャーノ
- イタリア
サン・ジョヴァンニ通りを真っすぐ進むと、5分ぐらいで塔の下に中心部への入口「ベッチ家のアーチ」(下)が見えてくる。11世紀中頃までは町の城壁門だったここをくぐると、そこがチステルナ広場だ。
チステルナとは井戸のこと。名前の通り13世紀の大きな井戸が残る三角形の広場で、周りは古い建築物に取り囲まれて、露天市(下)も開かれることがある。中世からの生活様式を今でも色濃く残した地元民の暮らしに出会えると、なんだか得した気分。
チステルナ広場のすぐ隣にあるドゥオモ広場はこの町のもっとも古い部分だ。かつて聖ジミニャーノの聖遺物の祠があった場所に参事会教会は建つ(下)。中に入ると壁面はフレスコ画がいっぱいで息を飲むほど。さらに別料金だけど地元信仰の聖女、フィーナを祀った礼拝堂はすばらしい(内部は全て撮影禁止)。
そしてドゥオモ広場はたくさんの塔に囲まれている(下)。右側にあるのがポデスタ(行政長官)宮殿で、上に立つ大きい塔は「ロニョーザ(厄介者)」と呼ばれる。その左に組み込まれたような小さい塔は1280年に建ったキージ家の塔。左側に同じような塔が2本並んで建つのは「サルヴッチ家の双子の塔」。こんな感じで最も栄えた13世紀末頃には町中に72本もの塔があったらしいが、老朽化とともに多くは取り壊され、16世紀後半の記録では、すでに25本になっていたようだ。17世紀に傷んだ塔を改修する法律ができたためか、14の塔が崩壊を免れて現在に残った。
ドゥオモ広場に面して建つポポロ宮殿は14世紀初頭に建てられた政庁舎。中は博物館で多くの展示絵画が素晴らしい。その上に建つ54メートルの「グロッサの塔」は、サン・ジミニャーノの塔の中で最も高くて唯一登ることが出来る。入口はどちらも、宮殿裏の庭に面した分かりにくいところにある。権力の象徴として、貴族達が争って塔を建て美術品を収集した、13世紀当時を垣間見る思いがする場所だ。
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