クトゥブ・ミナール放浪記
- in デリー
- インド共和国
ニューデリー南の郊外にあるのが、世界遺産の「クトゥブ・ミナール」。1199年、ヒンドゥー教徒を破って北インドを征服した、イスラム教徒のクトゥブッディー・アイバクが、戦勝記念として建設させた73メートル石造りの塔なんだ。
もともとは100メートルもあったらしいんだけど、落雷やら飛行機事故によって現在の高さになったとか。塔の周りの装飾はコーランの引用を刻んだもの(写真上)。そのすぐ下にあるのがインドで初めて建設されたイスラムモスクである「クワット・ウル・イスラム・モスク」。このあたりはもともとヒンドゥー寺院が27以上あったんだけど、それをたたき壊した跡に建てたので、資材にかなりの量、それら寺院の残がいが利用されたらしい。そのためヒンドゥーの装飾が残ったままの石材が特に回廊付近などに顕著に見られる。また、モスクの外側に建てられた「イレトゥミシュ廟」はレリーフ彫刻が壁をおおってとても美しい。
モスクはその後2回拡張されて体裁を整えて行ったらしい。1回目は1211年にイレトゥミシュによって行われ、列柱と拝殿を付け加えて面積が3倍越えに。2回目は1295年からアラー・アッディーンによって行われて最初の10倍になったのだとか。
その時、大きくなったモスクに釣り合う、さらに倍の高さの塔を建てようと試み途中で挫折したのが「アラーイの塔」で、今も根元が残ったままになってる(写真上)。敷地には他にも、ムガルモスクや、4世紀に鍛造された純鉄なのに全然錆びないのが謎の「チャンドラヴァルマン鉄柱」(写真下)なんかがあるんだ。
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