フマユーン廟放浪記
- in デリー
- インド共和国
1993年に世界遺産登録されたこのフマユーン廟は、名前の通りムガル王朝第2代皇帝フマユーンのもの。彼の妃が1564年に着工させ、1573年に完成したそうだ。
赤砂岩に白い大理石を埋め込んだ装飾が美しくて、中央アジアのイスラム建築様式を起源に持つと考えられている、左右対称で高さ38mのドームを持つデザイン。これだけのものだからタージ・マハール等の後世の建築に大きな影響を与えたことは間違いないだろう。廟自体が乗った基壇部分は一辺が90m、高さは6.7mあって、内部は透かし彫りやら象眼細工などなどがたくさん。ちょっと地味さを感じるけど、一見の価値ありのすばらしいものだよ。
八角形をした廟の内部に入って見る。その中心にぽつんと置いてあるのが大理石のお棺(写真上右)。飾り気が無いのは、見せかけのダミーだから。実際の棺はこの地下に安置されており、四隅の部屋には王子をはじめとして一族の棺も置かれているそうだ。水路によって田の字形に仕切られた庭園は、ペルシャに起源を発するチャハルバーグと呼ばれる形態。噴水が各所に配置されたところなど、暑いインドをいかに涼しく過ごすかの工夫もいっぱいだなあと思う。
庭園の外れには謎の建築物がいくつかあったけど、そこいらを探検して見るのも面白いかも。ただし怒られても責任は持ちません。
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