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シルバーラインでのんびりと放浪記
- in ハメーンリンナ
- フィンランド
フィンランドの湖水クルーズの代表といえば、このシルバーラインクルーズが出てくるけど、比較的首都ヘルシンキに近いハメーンリンナが起点というのが人気の秘密なんだろう。
第3の都市タンペレまでを1日1便のクルーズ船で約8時間の旅(国鉄なら2時間程度の距離)。途中には沢山の停船場があって、2つ目の停船場「ハットゥラ」までは日本語のガイド放送も流れる。料金は全区間で4,500円程度。運行は夏季の3ヶ月間だけみたい。ハメーンリンナ午前11時30分。日本語パンフレットをもらってえぞりすが乗り込んだのは「シルバー・スター」号(写真上)という名前だった。船内は下のようなレストラン風で結構広い。ここでランチやお酒をやりながらノンビリできるようになっている。
2階はぐるりとデッキに可動イスが置かれており、日光浴もOKだし、遮るものがないので写真も撮り放題。しばらくして動き始めたけど、先ず感じたのは意外とエンジンの音がでかいことと振動が大きいこと。しかもバシャバシャ飛沫が飛ぶ水の色が汚い... フィンランドの湖の水は想像に反して濃い緑色、場所によっては茶色だ。これは森の木々から流れ出た渋が溶け込んでいるからという話。日本のゴケミドロやらアオコが発生した自然とはちょっと違う。
しばらくして見えてくるのがハメ城。このあたりから岸には銀柳の並木が断続的に続いてる。シルバーラインって名前は、遠くから見るとこの銀柳がきらきらと銀色の線のように見えることからついたのだとか。その後も森や中洲を縫うようにして進んでいくボート。湖から見ると陸での暮らしが別世界のように思えるから不思議だね。船から見える風景で目立つのは、岸辺に建てられた小屋。
そのほとんどがサウナを楽しむための小屋で、簡単な宿泊が出来る設備を持ったものも多いとか。休みになると持ち主は、サウナに入りにわざわざボートでやってくるらしい。乗船から30分。左側に見えてきたのがハットゥラの聖十字架教会(写真下)だ。
レンガ造りとしてはフィンランド最古と言われ、中にはやはりフィンランド最古のフレスコ画が残る非常に貴重な教会らしい。それにしても、こういう風に最初の1時間程度は美しい湖の景色に見とれたりキョロキョロしたりで過ごせるからいいものの、全行程8時間となると、時間をどう過ごすかで、その人の精神的ゆとりを推し量ることが出来そうだ。えぞりすは我慢できずにハットゥラで下船しちまった... これではまだまだフィンランド人にはなれんだろうな。
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